今や化粧品はどこでも簡単に購入できるようになりました。でもその化粧品が肌老化の原因になっているかも!?TVやマスコミの宣伝する最先端の化粧品の数々。でもそもそも化粧品ってアンチエイジングができるの?逆に肌老化を加速させる場合もあるので要注意!

1.天然のバリア機能 皮脂膜

化粧品は自宅で毎日行うスキンケアには欠かせません。メイクはしないという人でも、スキンケアはするという人も多いはず。生まれたての赤ちゃんのようなぷりぷりの肌がずっとキープできたら良いのですが、それができる人はいません。ずっと肌を守って外界の影響が一切ない箱の中で暮らさない限りは。

赤ちゃん肌

 

長年スキンケアなんて必要ないと、化粧品を一切使わなかった人が、40代になってお肌がガサガサになるだけでなく、ひりひりしたり赤くなったりして皮膚科通いをする羽目になったという話もあります。

 

若い頃は皮脂が正常に分泌されて、化粧品を使わなくても何の問題もなかった-という人でも、歳を取ると年々皮脂の分泌は減少します。皮脂は汗と混ざって天然のクリーム 皮脂膜を作る大事な役割があるのです。皮脂膜は雑菌や有害物質、紫外線の影響が肌の内部に及ばないように守ってくれるバリア機能を持っています。

 

化粧水や乳液、クリームはこの皮脂膜をまねて作られたものですが、世界中の化粧品メーカーを探してもこの天然の皮脂膜に勝るものはありません。人間が作る化学の粋を凝らしたどんな化粧品も、人間が生まれながらに持っている皮脂膜には敵わないのです。

 

その皮脂膜がだんだん作られなくなってしまうとなれば、仕方がないので人工的なスキンケアを取り入れるしかありません。皮膚は人間が外界と接する最先端の防御システムを持っていますが、さらにその最先端でバリア機能を果たす皮脂膜なしでは、皮膚は無防備に外敵にさらされることになってしまい、肌老化や皮膚病を生じてしまうからです。

 

2.化粧品でお肌が老化する?

① 化粧品の成分は肌に良い成分だけではない

それでは、皮脂膜の代用として使用する化粧品、スキンケア製品はどんなものなのでしょうか?

 

日本において化粧品は、薬機法という法律で細かくルールが決められ安全性が確保されています。

最近、大手化粧品メーカー以外にもオリジナルな化粧品を作って販売する人が増えてきました。そのために、国である厚労省による薬機法(医薬品、医療機器などの品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律。略して医薬品医療機器等法とも言う)と、日本化粧品工業連合会が自主的に決めたガイドラインによって、使用可能成分や成分表示について細かく決められ、消費者がトラブルに巻き込まれないようにしているわけです。

 

化粧品は、水溶性成分、油溶性成分、界面活性剤、増粘剤、ph調整剤、酸化防止剤、防腐剤、着色剤で作られています。

例えば「パラベン不使用」という記載があった場合、「パラベンフリー」ではあっても、パラベンという防腐剤は使用していなくても他の防腐剤は使用しており、「防腐剤フリー」というわけではありません。

 

なぜなら、化粧品には防腐剤を入れないといけないルールだからです。防腐剤を入れなければ、使用開始の1日目から雑菌によって化粧品は腐敗し始めることになり、それは薬機法でも禁止されています。つまり防腐剤を使用しなければ化粧品として販売できないのです。

 

このように、化粧品には必ずしも肌にとっていい成分だけで作られているわけではありません。

一部の有用成分を除いては、肌に何らかの負担のかかる成分が必ず使われているのです。そして個人個人によってどの成分が合う、または合わないというのは違ってくるので、どんなにTVCMで美しい女優さんが勧めていて魅力を感じたとしても、使用してみて肌に合わなければ使い続けることはできません。

 

② 化粧品は角層までしか浸透してはいけないというルール

数年前にカネボウのロドデノールという成分による白斑事件が起こりました。本来化粧品は、皮膚の最上部にある角層だけに浸透させるのは良いが、それ以上、肌の奥深くに浸透させてはいけない。というルールがあります。そして、白斑事件以降、さらに厳しくそれが叫ばれるようになりました。

 

が、本当に化粧品は角層以上深く影響しないのでしょうか?

それは多くの皮膚専門医たちも疑問を感じているところでしょう。カネボウのロドデノール事件自体が、角層より深く影響したことを証明しています。メラニンを作るのは表皮の最下部にある基底層。そして肌の色を決めるのがもっと深い真皮層です。真皮層のコラーゲン等の色で肌の色は決定されるので、ロドデノールはそのあたりまで影響を与えていることになるのです。

 

安全性を確保されているはずの化粧品、私たちの最も身近にある化粧品でこのような取り返しのつかないことが起こるとは本当に悲しいことでした。

もしこのようなことに出会ったら、どのように身を守れるのでしょうか?まずは何か少しでも違和感を感じたら、即、その化粧品の使用を中止すること。「好転反応だろうか?だとすれば少し我慢して使う必要があるはず。。。」と甘い考えで使用を続けると、取り返しのつかないことになるかもしれません。

 

化粧品は本来肌を健やかに守るもの。しかし現実には、肌に負担がかかる成分が使用され、さらに守られるべきルールがあってもいつ何が起こるかわからない状況なのです。

肌老化

 

3.リスクを減らし肌老化を遅らせる方法

① パッチテストでリスク回避

まず、化粧品はマジックのようにどれでも肌を美しくしてくれる魔法ではないこと。むしろ、肌に負担をかける成分も含まれ、使い方によっては健康どころか肌荒れを起こす原因にもなります。

 

そして、肌に合わない成分を特定できれば、それを避けて購入することもできます。もしそれが不可能なら新しい化粧品を使うときは、慎重にパッチテストで試しましょう。顔は毒性のあるものも吸収しやすい部分なので細心の注意が必要です。

 

② 化粧品によるマッサージは危険!?

マッサージを行うときは、事前に毛穴を開くためにお湯で温めたタオルで顔を温めることが多いです。そして、シワが増えないようにマッサージができるオイルやクリームを塗ってから行います。

 

もし、このオイルやクリームが毛穴深く浸透してしたときに、後で肌に合わない成分だと判ったら・・・

実際に、頻繁にマッサージを行った人が、そのマッサージの指の軌跡にぴったりのシミができたというケースがあるのです。

毎日毎日、肌に合わない化粧品を毛穴を開いて毛穴の奥深くまで浸透させて塗り込んでいたとすると、10年後、20年後、どんな肌になっているでしょう?

早くシミが現れて気づいたら良い方で、気づかなければ将来、肌がボロボロになってから気づくことになりかねません。

化粧品は万能ではありません。そしてその結果はずっと後になってからわかるかもしれません。そう疑って慎重に慎重に使うのがいいのではないでしょうか?

 

③ 天然の皮脂を守るスキンケアが最高!

結局、人工的に作られた化粧品ではリスクを0にすることはできません。

となると、まずやるべきなのは自分の肌が持っている最高のクリーム 皮脂膜を大事にすることではないでしょうか。

そのためには洗いすぎて必要な皮脂をそぎ落とさないこと。皮脂が正常に分泌されるように手助けをしてくれる化粧品選びをすること。そして、化粧品のリスクを常に忘れないこと。

これが、将来、素肌の健康と美しさを持つための早道なのではないでしょうか。