抗糖化って耳に新しい言葉に思える人も少ないかもしれません。抗酸化なら知っているという人の方が多いでしょう。ちょっと前まではアンチ江ジングといえば、抗酸化と言われていました。

現在でも、健康には抗酸化は欠かせない重要なキーワードですが、最近、あちこちで抗糖化の重要さも聞かれるようになりました。では、抗糖化とはいったい何でしょうか?

 

1.糖分の摂りすぎは肥満だけでなく老化も引き起こす

抗糖化とは、血液中の余分な糖分がコラーゲン等のタンパク質と結びつくことにより、AGEs(エージス)という老化たんぱ質ができる現象をさします。AGEsができると肌や体の新陳代謝を阻害して肌のたるみやくすみを招いたり、骨や血管をもろくして生活習慣病である心臓病や動脈硬化、骨粗鬆症を起す原因の一つになると言われています。

このように、たんぱく質が糖分と結びつくことを抑えようとするのが抗糖化です。

炭水化物

 

ご飯、パン、麺類等の炭水化物、トウモロコシ、いも類等でんぷんや、砂糖等の糖類は、胃腸で分解されるとブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)といった単糖類に、また果糖は果物やハチミツに多く含まれ、ブドウ糖と結びつくとショ糖になります。

 

この果糖は、一見、ブドウ糖やショ糖よりも太りにくそうなイメージですが、摂りすぎると太りやすいです。果糖は冷やした時に甘味を強く感じる性質があるので、飲料水、清涼飲料水、アイスクリーム等の冷菓類に利用されています。夏にこれらを摂りすぎるとしらずしらずに果糖を多く摂取することになるのです。

 

以前は、果糖はブドウ糖と異なり血糖値を上げないので太りにくいと言われていました。

ブドウ糖は余分に摂取すると中性脂肪に変えられて体内に蓄積されるので太る原因になります。また血糖値が上がり膵臓からインスリンが分泌されるので糖尿病の原因になります。

 

一方で果糖はほとんどが肝臓で代謝されるので、血糖値は上がらずインスリンの分泌もされません。が、果糖も摂りすぎると太る原因になることがわかってきました。果物と言えども食べ過ぎは禁物ということです。また果物を食べなくても、飲料水、清涼飲料水、アイスクリーム等の冷菓類を多く食べすぎると、果糖を多量に摂取することになり肥満の原因になります。

 

インスリンは別名肥満ホルモンと呼ばれています。余った糖質を脂肪細胞にため込んで中性脂肪を作り、一度ため込むとなかなか分解させません。これは飢餓から身体を守るシステムによるもので、糖質を多く摂ると常にインスリンの分泌によって脂肪細胞が太り続けるという現象が起こり、脂肪細胞はどんどん膨らんでいくのです。

 

こういった肥満の問題においても糖質は若々しい身体という面でアンエイジングンの大敵ですが、抗糖化という面でも余分な糖分の摂りすぎは老化の原因になるためより問題視されるようになってきたのです。

 

代謝が下がり始める30代からは、抗酸化に加えて抗糖化にも気を配る必要があります。余分な糖分を摂らないことが一番の抗糖化になることを忘れないようにしなければなりません。

糖分は上記のようにあらゆる商品に含まれています。

甘いお菓子、甘いドリンク等はもちろん、意外にスポーツドリンクや栄養ドリンク、ドレッシングやソースにも含まれるので注意が必要です。

また炭水化物であるパン類、麺類、果物も摂りすぎは要注意です。

 

私たちの周りには糖分があふれています。太るだけでなく、アンチエイジングのためにも余分な糖分にはくれぐれも注意が必要です。

 

 

2.糖分に偏る食生活はやめよう

栄養に関心がない人、良く分からない人は、糖分の摂りすぎの食生活をしている人が多いです。

甘いパンとコーヒーだけ、パスタとジュース、おにぎりだけ等々・・・

 

これでは代謝がスムーズに行われず、糖分だけが蓄積して太る一方です。

炭水化物や甘いものだけを多く摂らないようにし、必ず野菜や肉も一緒に摂るように心がけましょう。1日になるべく多くの食品を摂るようにするとバランスの取れた食生活でき、代謝もアップして燃えやすい身体造りに役立ちます。

 

また、食事の際は野菜→タンパク質→炭水化物の順番に食べると、太りにくくなり血糖値の上昇も防げるのでアンチエイジングにも効果的です。

野菜

 

アンエイジングは、化粧品やエステによって作られることはありません。

栄養素で身体、皮膚の材料となるタンパク質や野菜を十分に摂ることで、新しい細胞が作られ代謝がアップしていつまでも若々しい身体と肌を維持することができます。

 

最新の栄養学は、単に病気ならないようにする栄養摂取を教えるのではなく、抗酸化が重要視されています。すなわち単に病気にならない身体造りではなく、もっと進んだ老化予防、アンチエイジングにまで踏み込んでいます。

そういう意味で、肥満を防ぎ老化タンパク質を作らない抗糖化も、老化予=アンチエイジングに非常に重要です。

 

アンチエイジングを目指すなら、抗酸化と同時に抗糖化を意識した食生活をするのが最高の方法であり近道なのです。